Pictogram Art ShakeOut drills Still Image
ピクトグラムアートシェイクアウト訓練 静止画
登録第1729186号 意匠 意匠権者:藤代洋行
アイデアは藤代洋行、作成は石倉京氏によってつくられています。
リスク対策.com様の連載・コラムに「防災とピクトグラム」のタイトルで掲載されました。
第24回「ピクトグラムアートシェイクアウト訓練」に掲載されています。
リスク対策.comの会員登録は無料です。
こちらから会員登録すると、私の記事をすべて見ることができます。
地震から身を守る! 逃げ遅れゼロを目指します!
日本は地震大国なので、いつどこで大きな地震が起きてもおかしくありません。
「自分の身は自分で守る」意識があれば、最小限の被害で済む場合があります。
地震が発生したら、まずテーブルや机などの下に隠れるなどの身の安全を図る行動を広めたいと思いました。
そして、障害の有無にかかわらず、世界中のすべての人たちに確かな情報を伝えることができる強力なユニバーサルデザインが必要だと感じました。
私たちに何ができるかを考え、災害情報としてピクトグラムアートで「ピクトグラムアートシェイクアウト訓練の静止画と動画」を制作しました。
※動画は、別のページ「Pictogram Art ShakeOut drills Video」をご覧ください。
ピクトグラム(図の左3点)
シェイクアウト訓練は、「まず低く」「頭を守り」「動かない」3つの安全行動をピクトグラムにしています。
地震を経験したことがない外国人などの初めて見る方は、「まず低く」「頭を守り」「動かない」と分れている3つの安全行動のピクトグラムから「テーブルの下に隠れる」ことを連想しないでしょう。
大事なことなので何度も繰り返していますが、ピクトグラムを含めた視覚記号のデメリットは、イメージでしか意思疎通が図れないことです。
非常口やトイレなど大まかな場所を伝えるには適しています。しかし、注意など危険が及ぶものは、文字や音声などで欠点を補う必要があります。
「まず低く」「頭を守り」「動かない」と「文字=日本語」でピクトグラムの欠点を補っているようですが、皆さん疑問を持ちませんか?
ちなみに、英語だと「DROP!」「COVER!」「HOLD ON!」になります。
それでは批判的なコメントや不安をあおるだけで代替案をまったく出せない評論家のような考えでは存在価値がないので代替案を発表します。
ピクトグラムアート(図の右3点)
ピクトグラムアートシェイクアウト訓練の静止画になります。
シェイクアウト訓練の文字情報=日本語または英語「まず低く(DROP!)」「頭を守り(COVER!)」「動かない(HOLD ON!)」の指示が的確ではないので、ピクトグラムアートシェイクアウト訓練(静止画)では、日本語の指示「地震だ!テーブルの下に隠れろ!」と、英語の指示「It’s an earthquake! Hide under the table!」の両方で指示します。そして、「テーブルの下に隠れる」一連の動作をピクトグラムアートの静止画で表現しました。
誰にでも伝わるユニバーサルデザイン
東日本大震災のときに、聴覚障害のある仲間から「防災無線が聞こえなくて逃げ遅れた」という話を聞き、ピクトグラムを2つ以上並べた静止画や動画にすることで、聴覚障害者に情報が伝えられるのではないかと考えました。
それを「ピクトグラムアート」と名付け、本格的に制作に取り組んでいます。
詳しくは、「ピクトグラムアート誕生秘話」をご覧ください。
ピクトグラムアートシェイクアウト訓練(静止画)の使い方
地震がない国(例えば、フィンランド、スウェーデン、ドイツ、フランス、スイス、オーストラリアなど)で生まれ育った人は、地震に対する教育が重要です。
日本に来て、突然大きな地震が起きたら驚くことでしょう。
どう行動したらよいか一目で確認できます。
①訪日外国人観光客に対する避難行動の情報提供として
例えば、ピクトグラムアートシェイクアウト訓練ステッカー
※見本としてホテル室内に貼ってみました。
②空港ターミナルで提供される防災・減災対策として
例えば、日本、インドネシア、チリなどの地震が多い国(地震の被害が大きい国)に行く各空港ターミナルのデジタルサイネージや看板
③飛行機の機内で提供される防災・減災対策として
例えば、シートポケットに入っている機内誌などの紙媒体