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在宅の障害者を減らしたい

在宅の障害者を減らしたい

障害者の問題は大きく3つ「社会的な問題」「身体的な問題」「心理的な問題」があります。すべて共通することが、孤立化につながっていることです。
障害者が社会進出しようとしても、まだハード面とソフト面の体制が社会に充実していないため、更に心理状態の悪化に拍車がかかっていまい、自宅に引きこもっている仲間(障害者)もいます。

障害はその人にあるのではなく、環境がつくるもの


まだまだ社会の認識と専門家教育の知識・能力不足な現状です。
障害にはさまざまな種類がありますし、先天的・後天的・重複障害・重度・軽度などもあったり、住んでいる環境によっても悩みは違います。
同じ障害でも、まったく同じ障害者は見たことがありません。
マニュアル通りにしか対応できないことに問題があります。

私はいつも疑問を持っていましたが、ある一定の結論に達しました。
極端な話、私(障害者)たちの未来を変えるのは、あなた(健常者)自身です。
理解とは、相互に起こるものであり、一方的な理解を押しつけるのは「誤解」です。

例えば、「○○障害がある○○さん」と見るか、「個性的な○○さん」と見るのか。
どちらも正しいし間違っていません。けど、当事者は後者を望んでいます。
要は見方次第です。いろいろな見方によって決まってしまいます。
まちで障害者と出会ったときや職場の中でも、視点を変えることにより、障害者に対する印象と受け入れ方がまったく変わってしまいます。
このホームページをご覧になってくださったこころの優しい方たちが、そういう考えで接していただければ私(障害者)たちの気持ちが楽になります。

最近、何者かに全盲の方が怪我させられたり、盲導犬が刺されるなど、全盲の方が見えない、盲導犬が抵抗しないことにつけ込んだ障害者に対する嫌がらせがあります。
昔から社会的弱者に対する嫌がらせ・偏見などはありますので、こういったことが度重なると人間不信になって引きこもってしまいます。
広がらぬ理解があるのは、障害者に対する間違えた認識だと確信しています。

これだけは誤解しないでいただきたいのが、障害者だから「不幸」「かわいそう」ではないですし、「頑張っている」訳ではありません。
毎日生きるために当たり前のことをしているだけです。
どんな障害があっても「働きたい」「社会参加をしたい」と、切に願っている在宅の障害者がいますので、どうか温かい目で見てください。