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推奨する理由5

障害者が率先して毎日がカジュアルデー

あえてこういった問題から発想の転換で、障害者が率先して「毎日がカジュアルデー」にする活動を広めたいと思います。

見えにくい障害者の困難


サラリーマンといえばスーツとネクタイですが、障害が重いほど着替えすら時間がかかりますし、体力も使います。通勤の問題以前に、信じられないかもしれないが、着替えで体力を消耗する方が現実にいらっしゃいます。パジャマで仕事を推奨している訳ではありません。
リハビリといわれて、数十分から1時間くらいかけて自分で靴下を履かせて、そこで当事者は疲れてこの先何もできない間違いリハビリは横におきます。

下肢障害者にとってスーツに着替える、スーツで動くことは大変です。
杖を使っている方は2本か1本、松葉杖、T字型杖またはロフストランドクラッチです。
そうすると、ロフストランドクラッチが機能的なので使われている方が多いと思いますが、クローズカフタイプを選ぶとリングの中に腕を通さなくてはなりません。
冬場に厚手の上着を着ていると腕が入らないという不便さがあったり、リングに袖ボタンを引っかけたりして取れることがあります。

また、通勤途中にイスがあって座ることができれば問題はありませんが、どこでもイスがある訳ではないので、疲れると座れそうなところがあればどこでも座ってしまいます。
そうすると、ズボンのお尻が汚れたり、何かに引っ掛けて破けることがあります。

自走式車いす使用者は、スーツに着替えるのも大変ですが、車いすを自走すると、明らかに私服より動かしにくいことやタイヤの泥が跳ねて袖口が汚れて慌てて洗うなどの煩わしさがあります。

他にもありますが、世間体や常識にとらわれず、自分の意志で服を決めて仕事をするスタイルがSOHOの特徴です。
私の意見ですが、他人のよれよれのスーツを見て、下働き程度の仕事であれば私服の方がいいのではと思います。

障害者が率先して毎日がカジュアルデー


カジュアルデーは、シリコンバレー内の企業が採用したことで米国内に普及し始め、日本でも金曜日だけをカジュアルデーとして取り入れている一部の企業があります。
スーツとネクタイに代えて、ポロシャツにジーンズなどカジュアルな服装にして自由闊達な発想を業務の中で発揮できるようにすることが目的です。

日本では「仕事で勝負する」のではなく、「服装や見た目を気にする」。
小事にこだわる、心の狭い人が多いので、障害者が率先して毎日がカジュアルデーにする活動を広めたいと思います。