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合理的配慮を考えるその前に

合理的配慮を考えるその前に

障害者権利条約関係で「合理的配慮」という言葉をよく聞くようになりました。
また、障害者差別解消法が平成28年4月から施行されますが、ここでも合理的配慮が明記されています。
合理的配慮を考えるその前に、これくらいは知っておきたい障害者の声

「障害者」と「健常者」の表記


昔、「障害の『害』表記についてどのような表記とすべきか」というくだらない話を聞いたことがあります。
「障害」の他に、「障がい」「障碍」「しょうがい」などのさまざまな見解があることを踏まえ、障害者の「者」にあたる部分の表記のあり方も含めて・・・。うんぬんだと記憶をしています。

なぜ、「障害」の表記自体を問題にしないで「害」はダメで「障」は大丈夫なのか?
「障」を調べると「じゃまをする」「じゃま」「さしさわり」というマイナス要素を含む漢字なんだけど。。。と突っ込みたくなる。
枝葉のことばかりに気を取られ、全体像が見えていないので、「木を見て森を見ず」の状態になるのです。

こんなくだらない小手先のことをやっていて、違和感を持たないのかが不思議で仕方ありませんでした。
大抵こういうくだらないことを考えるのは、まったく関係のない人で、良いと思って勘違いをして、かえって差別や偏見を助長しています。

この置き換えが良いのかは分かりませんが昔、「痴呆症」と呼ばれたのが「認知症」に置き換えられた経緯があります。
他にも、「表記自体が問題」とのことで、さまざまな病名が置き換えられています。
これからは、新しく病名ができるときには「差別や偏見を助長したり、当事者が不快感を生まないこと」を念頭に置いて欲しいと思います。

ちなみに私自身は、あえて障害を「障害」と書いています。
なぜならば、「音声読み上げソフトが正確に読み上げない」「仏作って魂入れず」だからです。
併せて、皆さんがイメージできるように「障害者」と「健常者」を使っていますが、本当に差別をなくすのであれば、「障害者」と「健常者」という言葉自体もなくしていかないといけないと思います。

「障害者」というネーミングと「障害者手帳」は更生プログラムとして最適な理由


呼称が「脱法ドラッグ」から「危険ドラッグ」に代わりましたが、これこそ「障害者」と呼べば良いと思います。振り込め詐欺なども何でも「障害者」にさせたらいいのです。
そして、「身体障害」「知的障害」「精神障害」など各呼称を付けて、障害者手帳を渡せばいいです。

そうすれば、障害者手帳を開くたび。書類に「障害者手帳の記載通り『障害名』などを記入してください」との指示のときまたは会社・学校などに障害者手帳のコピーを提出するときなど、そのたびに嫌な過去を思いださせてくれるので、よくこんなセンスのない障害者手帳や記載項目を考えたのかあきれるくらいの代物なので、こんなのを与えれば必ず更生プログラムとして役立ちます。

そしたら、上記の理由で呼称変更された、本来の障害者はどうなるかといえば、特に意味はないですが「大蔵省」に代えればいいのです。※「症」ではなく、当て字で「省」にする。
そして、障害者手帳の名前とICカードに変えて「大蔵省ICカード」にすればいいのです。
悪い人も急に「障害者」といわれ、こんなみっともない「障害者手帳」を渡せば写真付きなので改心しますし、我々も良い呼称とICカードをいただけるので問題はありません。

「精神障害者保健福祉手帳」から「性別欄」を削除する程度ではなく、根本的に変えるべきだと冗談ではなく本気に提言します。

障害者と健常者の会話


仲間(障害者)から「健常者との会話で『なんでこのようになったんですか?』『生まれつきですか?』『病気または事故ですか?』などと聞かれて、『過去を思い出したくない』『気分が悪くなる』など嫌な思いをしている」とのことです。

たまに「大変申し訳ありませんが」と、前置きしていう人もいるくらいだから、自分で失礼な質問をしている確信犯もいて、何かおかしい気がします。
もし、健常者が「なんであなたは『太っているのですか?・髪の毛が薄いのですか?それは、遺伝ですか?ストレスですか?』」といわれたのと同じことです。

障害者だから聞いてもいいのでしょうか?
それとも「コミュニケーション」と勘違いなされている方がいるのであれば、今後は気を付けてください。
当たり前のことですが、自分がいわれて嫌なことは相手にもいわない。
障害者だから無理に気を使わなくてもいいので、普通に話をしてください。
普通に健常者と健常者が話すことをしたらいいのです。

ちなみに私は、聞かれたことに対してなんでも「そうですね」と、面倒なので適当に流してしまいます。
最近は、その人の容姿を反対に聞き返すようにしてみたところ。。。皆さん分かりますよね。

「根掘り葉掘り尋ねる」のはもちろんダメですが、「見下すような態度」「腫れ物に触るような態度」「頑張っているにも関わらず励ます」のも避けた方がいいです。さりげない気遣いがスマートだと思います。

そういう私でも、この会話だけが困っています。
障害が良くなっていないにもかかわらず会うたびに、「良くなっていますね」という方がいます。
実は一番困ってます。こればかりは適当にいえないので「良くなっていません。むしろ2次障害(患部をかばうので、健常の箇所を痛めて、新たに別の障害が加わる)で大変困っています」などと正直に答えています。

障害者は医師・リハビリ担当の指示のもと、現状維持させるのが精一杯で頑張っています。
むしろ年齢を取るにつれ、少しずつ下降しているのが現状です。
障害は治らないから障害であって、治るものと勘違いされると他の障害者も困るのでこれだけはいつも慎重に答えています。
けど、話す話題に乏しい方がこういうことをいっているので我慢をしています。
本当に困っていますので、反対に聞き返す良い方法を広く募集します。

石倉京氏とはもうすぐ会ってから2年経過しますが、東日本大震災において、現地の仲間(障害者)で最も困ったのが「トイレ問題」と「電源問題」をお聞きしていました。
啓発であれは私以外でもできますので、私は電源開発と思い、石倉氏を紹介してもらったのが始まりです。
長くなるので途中省略しますが、現在でもお互いの学歴・仕事など昔のどうでもいいことは聞いたことがないです。本当に技術・アイデアを話し合う、他の人が聞いても信じられない関係です。
今ではこれがかえってお互いの実力を認め合い、表面上の付き合いではなく信頼関係になってきています。こういったのが私の目指している理想形です。

まずは「障害者」と「健常者」を分けることなく、人と人をつなぎ合わせていきたい。
いつか「障害者」という言葉さえもなくなる日が来ると願っています。
しかし、その日が来るまでには、長い年月と多くの努力が必要だとも思っています。