12V統一プラグの提案


私たちは、12V統一プラグの提案をいたします。

 電力会社の送電線に接続される電気製品は、必ず各国の規格に合った電源プラグが装備され、コンセントに差し込むことで簡単かつ安全に使用することができるようになっています。

 過去に海外旅行、オートバイで世界一周旅行をしたとき、国によってコンセントの形や電圧が違うため、多くの種類の変換プラグを持っていったのですが、そのとき、自動車やオートバイは全世界共通で直流12Vの電源を使っていることに気がつきました。

 別の言い方をすると、直流12Vで一番多く使われている電源プラグは「自動車のシガーソケット」なのですが、これは数十年前に自動車内で煙草に点火するための電熱式ライターを使うためのもので、喫煙者が激減し、喫煙者が自分のライターを使うようになっている現在では、本来の目的を外れて、電気製品用のコンセントとして流用されているものです。

電源の接続だけに使うなら、電圧や電流の割に大きく、指を突っ込むなどの悪戯や事故の可能性も高い、自動車以外のところでは使いにくい時代遅れなコンセントを永久に使い続ける理由はありません。

 普段は100Vのコンセントに繋いで使う機器でも内部で直流12Vを使っていたり、電源アダプタを介して12V前後の直流で動作する電子機器は非常に多いのですが、12V電源アダプタのプラグ形状は各業界が定めた規格であったり、その製品にしか使えない形状だったりします。このため、同じ直流12Vで動く電子機器をわざわざ何台もの100Vの電源アダプタで使っています。

また、もっと小さな携帯用電子機器に目を向けると、外部から電源を供給するときはUSB規格が事実上の標準になっていて、これにより携帯機器メーカーは、直接パソコンと繋いで情報機器として使用することを想定していない機器でも、USBケーブルを用意することで、USB電源を使用して動作・充電を行うことは一般的になっています。

このことから、小型で使いやすい、統一された規格の12Vの電源プラグを広めることが、独立型太陽光発電や12V機器の普及には必要な条件だと思っています。

現在は自動車の中で使うことを前提としている12V電子機器を、家庭などの場所で使いやすくなり、家庭用の機器と共通化が図れます。家庭用・自動車用の両方として使えるということは、普段使っている機器を、災害などで停電した時に自動車の電源で応急的に動かし、自動車で使いながら避難できることを意味し、防災上で大きな利点となります。

また鉛蓄電池を搭載した独立型太陽光発電も12Vが圧倒的多数なので、太陽光発電を使っての使用もでき、災害後の、電気は一応通ったが停電が多く不安定で、電池やガソリン入手難の状態においては、電源アダプタと太陽光発電の併用で乗り切るシナリオが考えられます。

自動車業界・電子機器業界・独立型太陽光発電業界のどれにとってもメリットのある提案だと思っています。



働く障害者団体協議会 会長 藤代 洋行

ミニ・ソーラー・ジャパン 代表 石倉 京



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